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フランス コート・デュ・ローヌ
ブティノ
ワインを深く愛するレストラン経営者による夢のプロジェクト!
- 2-4 Brook House, Northenden Road, Gatley, Cheadle SK8 4DN, UK
ブティノ自身の夢を実現させた、ローヌでのワイン造り
写真:ブティノのロゴは”働きバチ”。忙しなく動くハチをワイン造りに奔走する自分たちの姿に重ねています。
世界の美食が集まる街、ロンドンの高級地区で、レストラン経営で成功を収めた資産家のもとに生まれた創業者のポール・ブティノ氏。自身がワイン愛好家だったポール氏は、やがて父親の仕事を手伝うようになると、当時(1970年代)のロンドンで流通していたワインの品質に疑問を抱くようになりました。そして自らフランスへ出向き、レストランで喜ばれるワインの仕入れを始めます。
その噂は徐々に広がり、他のレストランからもワインの仕入れを頼まれるようになると、その思いは「レストランで喜ばれるワイン造り」へと発展します。
ワインの中でも、特にローヌ地方のワインが大好きだったブティノ氏が、南ローヌのケランヌでワイン造りを開始したのは1999年。当初は現地のブドウ農家からブドウを買いワイン造りを行っていました。
ワイナリー設立当初から地元ケランヌの人々と協力し、時に助けられながらワイン造りを続け、2003年にファーストヴィンテージをリリースしました。
2004年に現在のブティノ最高醸造長エリック・モナン氏がワイナリーに参加。その時、ブティノ氏より「いつかは自分たちの畑を持ってワイン造りを行いたい」と大きな夢を語ってもらったと言います。
2005年頃より、“自分たちの畑で自分たちの手でワインを造ること”を目標に、設備投資、技術向上を目指しました。
転機が訪れたのは2010年。契約農家の1人がブティノにワイン畑を引き継ぐことを決意、ブティノはようやくローヌに“自分たち自身のワイナリー”を持つことが出来たのです。2010年ヴィンテージより、引き継いだワイナリーでブドウ栽培、醸造を開始しました。
”飲み頃でストーリーがあり、リーズナブルな価格のワイン”。
その思いは今も変わらず、ブティノ社のワイン造りに反映されています。
挑戦を続けるワインラバー
写真:醸造家エリック・モナン氏
エリック・モナン氏は2004年からブティノ社で醸造に携わり、ワインのスタイルと品質の維持、向上に取り組んでいます。本拠地であるマコンをベースに、ローヌや南仏へ頻繁に赴き、現地の栽培家と親密な関係を築き上げてきました。
「革新的なワイナリーでの素晴らしい冒険」と自身が表現するとおり、収穫時期の見極めから最終段階のブレンドまで、ワイン造りに関する全ての段階での助言・管理に携わります。週末には3人の子どもたちとローラースケートをしたり、妻のためにDIYに勤しむ良き父でもあります。ワイン造りで最も面白いのはその多様性だと、常に新しいブドウ品種でのブレンドや、その味わいの表現方法に挑戦しています。そして最も大切なことは、アペラシオン名称などに関わらず、楽しんでワインを飲むことだとも言います。彼の一番のお気に入りはやはりフランスワインで、モンテスのコート・ロティ2006です。
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