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ギリシャ
ドメーヌ・スコーラス
ギリシャ、ペロポネソス半島の銘醸地ネメア
- 10th KM Argous-Sternas, 21200 Argos, Greece
ネメアを代表する銘醸ワイナリー
写真:美しい畑
ドメーヌ・スコーラス社は1986年、ギリシャ、ペロポネソス半島のアルゴスに、ブルゴーニュのディジョンで経験を積んだ醸造家ジョージ・スコーラス氏によって設立されました。ワイナリーが位置するネメア地区はギリシャ固有品種である黒ブドウ、アギオルギティコが最も有名ですが、この品種をベースに1988年スコーラス氏は国際品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドするという画期的なワインを発表し、その高い品質から国内外で大きな注目を集めました。その後1996年、ペロポネソス半島のネメア地区のアペラシオン内に位置するジムノ村に小さなワイナリーを建設しました。更に2004年、同じくペロポネソス半島のマランドレニイに近代的な醸造設備を完成させ、高品質なワインを世に送りだし、現在も進化を続けています。このマランドレニイにある現在のワイナリーは、アテネから車で約1時間半とアクセスが良く、アテネ - トリポリ間のハイウェイ近くにあります。この辺りはどこまでも緑豊かな田園風景が広がる風光明媚な地区で、北はミュケーナイ、東はアルゴスの町、そして南西は険しい山脈に取り囲まれます。
伝統を重んじながらも進化を続けてきたドメーヌ・スコーラスは、今日ネメア最高峰の造り手の一つに数えられ、ギリシャワイン界を牽引する存在に成長しました。
品質に対して一切の妥協を許さないテロワールを重視したワインは、国内外からの需要が高く、数々の高評価を獲得しています。職人技とも言える洗練されたワインは、ヴィンテージごとに、更にはそれぞれのワインごとに益々品質の向上が期待されています。ワイナリーではエントリーラインから極少生産のプレミアムワインまで、そのラインナップは幅広く、現在では年間80万本のワインを生産します。その内約50%をアメリカやドイツなど、ファインワインを求めるワイン先進国へ輸出し、成功を収めています。
固有品種 モスコフィレロ
【テイスティングコメント】
白い花やスイカズラなど、フローラルの豊かなアロマを持ち、中でもバラの花びらやパッションフルーツの香りは大変印象的です。明るくいきいきした酸は爽快感に溢れ、熟した果実味とバランスよくワインをまとめます。フィニッシュにはオレンジの皮や微かな白胡椒の風味が余韻となって長く漂います。特に2016年は秀逸なヴィンテージで、品種の特徴を見事に表現しています。
【詳細スペック】
■醗酵:ステンレスタンク(天然酵母使用/マロラクティック醗酵なし)
■熟成:ステンレスタンクで澱と共に2カ月
■単位収量:45 hl/ha
■土壌:砂質
■平均樹齢:33年
■ブドウ品種:モスコフィレロ100%
■原産地呼称:PGIペロポネロス
■畑の特徴:海抜650m。標高が高く、台地に広がる畑は山々に取り囲まれています。
■評価:2016年 ワイン・アドヴォケイト92点
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