ハンガリーの秘境“トカイ”、「美女の谷」を求めて【エゲル編】

ハンガリーのワイナリーを訪問してみました後編

by 株式会社モトックス

最終更新日:2016-05-13

ハンガリー後編!

ドイツ在住アラサー女子てんどーねです。
引き続きハンガリーに来ております。

秘境「美女の谷」へ、いざ行かむ!

前回の記事でのどかな街“トカイ”にて極上の貴腐ワイン三昧の時を過ごした後、いよいよ今回の旅の真の(?)目的である「美女の谷」を訪れるべく、エゲルという街にやってきました。

エゲルといえば“牡牛の血”という異名を持つ「エグリ・ビカヴェール」の産地です。(そういえばてんどーねはこのワイン、飲んだ事がありません…。美女に浮かれている場合ではありません。こちらのワインも試飲しておかなくては…)

宿泊したホテルの人によると徒歩でも行けるとの事で、前日の4時半起床による疲れと貴腐ワインによる高貴な酔いが程よく覚めた、お昼前にエゲル市街地を出発〜♪

・・・道中、人の気配が全然ありません。お店やバス停なども全く無し。
これはもはや「美女の谷」がとてつもなく秘境なのか、もしくはてんどーねがハンガリーの片田舎で完全に道に迷っているか。。。

どちらかということになります。

しかしGoogleマップを信じて進むこと数十分・・・・

・・・・・。

着きました。

オフシーズンでした…

オフシーズンでした…

曇り空のせいもあり、訪問客も数える程しかいませんでしたが、こちらが約70軒の地元ワイナリーの試飲&直売所がひしめくエゲルきっての観光名所「美女の谷」です!(※写真の建物は1軒1軒、全てワイナリーの試飲セラーです)

観光シーズンの初夏~秋にかけては、この谷は大勢の観光客で賑わうのだそうですが、オフシーズンであった訪問当時は残念ながら、あまり活気がありませんでした。
しかし、それでも試飲セラーはほとんどが営業されていました。

気を取り直して、1軒目のワイナリーへいざ!

入り口の雰囲気は抜群ですね。

どうやらそれぞれのワイナリーは山肌を掘って出来た穴蔵の中に試飲セラーを設けているようです。
内部はどうなっているのでしょうか、気になります。

神秘の穴蔵にて・・・

神秘の穴蔵にて・・・

みなさん、ご覧下さい!!

こちらが美女の谷の試飲セラーです。
まるで、神秘的な空気が漂う秘密の穴蔵です!
そしてよ~く見るとカウンターの奥に1人の美女(?)が!?…

こちらではグラス単位でワイナリー自慢のワインが有料試飲できます。

試飲リストはハンガリー通貨のフォリント表記ですが、つまりは1杯1~2ユーロです。
安い!種類も豊富!これならたくさんの試飲ができます。

残念ながら、美女がお酌をしてくれるような場所ではありませんでしたね…。

ということで、てんどーねはこの神秘の穴蔵をほぼ独り占めし、またしても色々と試飲し(過ぎ)て、すっかりほろ酔い。
ワタクシ、ワインの香りがほのかに漂う艶のある美人に仕上がりました。笑

ワインをTAKE AWAY!ペットボトル、あります

各ワイナリーの試飲リストを眺めていて気になったのが、「TAKE AWAY!」という価格設定。

しかもリットル単位で結構安い。
試飲カウンター係のワイナリーの美女(?)の一人にその正体を尋ねてみると、彼女がおもむろに指差した先には・・・

そうです、(薄々気付いてはいましたが)ペットボトルにその場でボトリングしてもらったものを、いわゆる「テイクアウト」できるわけです。

なんともタイミングよく、その直後に犬の散歩の途中で立ち寄ったと思われる地元のお父さんが、3リットル容器を2つご購入されていらっしゃいました。
この方の写真は撮れませんでしたが、周囲をよく見ると同じ様に赤白のワインで満たされたプラスチック容器を小脇に抱えた家族連れもちらほら。

この谷を訪れる紳士淑女の方々は、晩酌用に気に入ったワインを欲しいだけお手軽にお持ち帰り、というワケです。
ワイン産地ならではの合理的なシステムですね。

偉大なワインもひっそりと眠る、穴蔵セラー

ペットボトルワインがたくさん売られているので、エゲルは低価格ワインの産地なのかと勘違いしてしまいそうですが実はこのエゲル、ハンガリーでも有数の高品質ワイン産地なのです。

前出の「エグリ・ビカヴェール」ももちろんなのですが、てんどーね、とあるワイナリーの美女を口説いて(?)鍵のかかった地下セラーを案内していただくことに成功しまして、そこで驚きのワインを発見いたしました!!

そうです。
超特別な機会にしかお目見えしないという、門外不出のバックヴィンテージが密かにこの谷の穴蔵セラーの奥にて、静かに眠っているのであります!!

こちらの美女によりますと、写真にありますハンガリー土着品種「レアニカ(1964年)」、「ハールシュレヴェリュ(1981年)」の辛口白ワインはともに数十年のめくるめく熟成を経ても今なお美味しくいただける、とのことでした。

そこまでのバックヴィンテージ、しかも白ワインの古酒なんぞお味見したことはございませんが、大変興味深く見学させていただきました。

美女の方も、そうでない方も、「美女の谷」は必見スポットです

美女の方も、そうでない方も、「美女の谷」は必見スポットです

飛行機での帰国のため、ペットボトル購入は断念しましたが…いつか5リットル単位くらいで大人買いしてみたいものです。笑

それにしても、この場所がなぜ「美女の谷」と呼ばれているのか、真相は謎のままでしたが、ここを訪れた女性は、この地ならではの(とっても安くて)美味しいワインの魔法で頬の赤らんだ艶のあるワイン美女に仕上がる事、間違い無しです!

投稿者

  • てんどーね

    ドイツ在住のアラサー女子。
    ワイン輸入商社勤務を経て、イタリア、日本、イギリスにてワイン資格取得に励むも、現在はノムリエ化。泡モノ好き。
    最近は苦手な料理にもトライし始め、マリアージュを意識。一人家飲みもそこそこ、楽しい。

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公開日 :
2016/05/07
更新日 :
2016/05/13
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