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ロートリング
Rotling(ドイツ)
栽培・醸造用語 -
赤ワイン用のブドウと白ワイン用ブドウ、もしくはそれぞれをもろみの状態で混ぜて一緒に圧搾、醸造したロゼ色のワイン。ワインになってからのブレンドは認められていない。
生産地域により独特な名称のものがある。
シラーヴァイン(Schillerwein)
ヴュルテンベルク産。クヴァリテーツワイン以上の品質であることが必要。
バーディッシュ・ロートゴルト(Badisch Rotgold)
バーデン産。グラウブルグンダーとシュペートブルグンダーから醸造。前者の比率が高くなければならない。クヴァリテーツワイン以上の品質であることが必要。
シーラー(Schieler) ザクセン産のロートリング。伝統的にはゲミシュター・サッツ(混植混醸)のワインを意味していた。
ロートリングは今ではほとんど生産されておらず、ドイツ国内においてもほとんど目にすることはない。
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ワンポイント!
ロートリングは一般的に混醸法で造られたロゼワインと分類されているようだが、便宜上と思われる。正式にはドイツのロゼワインは赤ワイン用のブドウ品種から造られる必要があるため、ロートリングはロゼ色をしていてもロゼワインとしての販売は認められておらず、赤・白・ロゼのどれにも分類されない。
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更新日
2023-12-01