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ボトリティス・シネレア
Botrytis cinerea(英)
栽培・醸造用語 -
ボトリティス・シネレア(貴腐菌)は、成熟したブドウの果皮に付く事で、革の表面を保護している蝋質を溶かし、ブドウの水分を蒸発させ、また、果汁に本来無い香りの前駆体をもたらし、極甘口の貴腐ワインの元となる貴腐ブドウを造り出す。しかし、同時に、様々な条件が揃わず、単に未熟なブドウが湿度の高い環境に置かれた元で、このボトリティス・シネレアが発達すると、『灰色カビ病』という病気を引き起こす事から、英語では『灰色カビ病』もしくは、『灰色カビ病の病原菌』を意味する。
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ワンポイント!
ボトリティス・シネレアが灰色カビ病を引き起こす事への予防や除去にはイプロジオン水和剤などが使用される。
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別名
貴腐菌,灰色カビ病
関連ワード
ソーテルヌ、貴腐ワイン、トカイ、デザートワイン、灰色カビ病
更新日
2019-06-25