バルク売り

Bulk（英）

流通・サービス

ワイン生産者が自身で瓶詰せずに、貯蔵容器ごとほかの事業者に販売すること。質より量だった時代には糖度の高いブドウを大量に作れる産地などで商売が潤った一方、ブランド力不足で瓶詰め販売が不振であった場合や、即現金化が必要な懐事情など理由はそれぞれ。現代でも安価なバルクワインのニーズに応える生産者のおかげでリーズナブルにワインが楽しめる。昔は発酵や貯蔵に使用されていた樽単位での販売であったが、現代ではタンク車やコンテナなどでの大規模輸送を指すことが多い。日本市場では海外から安いワインやブドウ果汁を仕入れて国内で瓶詰や発酵をさせた製品がスーパーの店頭などで販売されている。対義語は自社ボトリング（元詰め）。

ワンポイント！

日本酒の世界でも『桶売り』という言葉がある。

• 類似表現

  バルク売り,樽売り,タンク売り

• 更新日

  2019-06-25

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