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フレンチオーク
French oak(英)
栽培・醸造用語 -
フランスで生育する種のオーク材で造られた樽。フレンチオークで熟成させたワインは、樽の作用による香りが控えめである。
使用される、セシル・オーク(Quercus Petraea) ペドンキュラータ・オーク(Quercus robur)は、ヨーロッパを中心に自生しているが、多孔である為、斧で割って板を切り出すため、労力がかかり、切り出せる量も少なく、樽の値段が高い傾向にある。
実際はどうか別として、フレンチオークという樽の種類は、フランスで生育したオーク材を使わなくても、他国で生育されたセシル・オークとペドンキュラータ・オークを使って造ればフレンチオークとなる。
フランスのオーク材の代表的な産地は、フランス中央部に広がる、トロンセ、アリエ、リムーザンなどである。
【写真:シャトー・マルゴーのセラー。 ここでは自社で樽を造っている。】
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ワンポイント!
フレンチオーク、アメリカンオークに関しては、どういったスタイルのワインが造りたいか、品種にはどっちのタイプが合っているのか、によって選ばれている。
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別名
フレンチ樽
関連ワード
樽熟成、樽発酵、トロンセ、アリエ、リムーザン
更新日
2022-11-25