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プリムール
Primeur(仏)
流通・サービス -
①前年度に収穫されたブドウから造られた、まだ熟成段階にある樽ワインを試飲し、ワインが仕上がる前に先物的に売買取引されるシステム。
このシステムを取り入れている代表例はフランスのボルドーワイン。トップシャトーを中心に、生産量の一部をこのシステムで収穫の翌年春?初夏にかけて売買される。シャトーとしては、早めに資金を回収できるメリット、買い手としては、希少ワインの確保、後に値上がりする前にワインを購入できる、というメリットがある。
②ワインの新酒の事。
フランス語で『新しい』という意味の『ヌーヴォ』と同義語で、新酒として代表的なのは、ボージョレ・ヌーヴォである。
それぞれの地域、原産地呼称によって、新酒として赤、白、ロゼ、何をリリースできるかが決められている。
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ワンポイント!
①の意味でのプリムールを大きく行っているのはボルドーだが、そのシステムが有用であると判断したアルマビバ、オーパス・ワン、マッセートなどのボルドー外のワインもボルドーのプリムールで売買されるようになった。
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類似表現
ヴァン・ド・プリムール,ボージョレ・プリムール,ボルドー・プリムール
関連ワード
ボージョレ、ボージョレ・ヌーヴォ、ボルドー、メドック、ネゴシアン、クルティエ
更新日
2021-10-29