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南アフリカ ウエスタン・ケープ
ブティノ SA
- 2-4 Brook House, Northenden Road, Gatley, Cheadle SK8 4DN, UK
南フランスの名門、ブティノが手がかる南アフリカワイン
写真:セラーの様子
世界の美食が集まる街、ロンドンの高級地区で、レストラン経営で成功を収めた資産家のもとに生まれた創業者のポール・ブティノ氏。自身がワイン愛好家だった彼は、やがて父親の仕事を手伝うようになると、当時(1970年代)のロンドンで流通していたワインの品質に疑問を抱くようになりました。そして自らフランスへ出向いて、レストランで喜ばれるワインの仕入れを始めます。
その噂は徐々に広がり、他のレストランからもワインの仕入れを頼まれるようになると、その思いは「レストランで喜ばれるワイン造り」へと発展します。飲み頃でストーリーがあり、リーズナブルな価格のワイン。その思いは今も変わらず、ブティノ社のワイン造りに反映されています。
今日ブティノのワインは多くの支持を集め、彼らのワイン造りは国境を超え、世界各国の有名ワイン産地にまで広がりました。
中でも注目したい産地の一つが南アフリカです。
ワンダリングビーストを造るのは!天才醸造家ドノヴァン・ラール氏
写真:醸造家
南アフリカで最も有名な醸造家の一人、イーベン・サディー氏と共に学び、南アフリカ屈指の醸造家へと成長した注目の人、ドノヴァン・ラール氏。
自身の名を取ったラール氏の個人ブランド「ラール」はティム・アトキン氏による南アフリカワインリポートで1級格付け評価を獲得する名門として知られています。ワンダリング・ビーストはラール氏が南フランスの名門“ブティノ”と組んでうみ出すローヌ系ブドウで造るワインブランドです。
『ワンダリング・ビースト』シリーズ
ブティノの南アフリカブランドは、それぞれのワインやブランドに合わせ、南アフリカを代表する、数名の醸造家達とのコラボレーションによりワインが生み出されています。
『ワンダリング・ビースト』シリーズ
世界屈指のスレート、頁岩土壌を有するシラーの銘醸地「スワートランド」のテロワールに目を付け生み出したブランドです。初ヴィンテージの2013年がデキャンター誌の南アフリカシラー特集で、最高評価のアウトスタンディングを獲得。
堂々のデビューを果たしました。
クライン・オランジェリーの醸造を担当
写真:醸造家 JD・ルソウ氏
人気のクライン・オランジェリーシリーズを手掛ける若手のホープ、JD・ルソウ氏です。ブティノワイン哲学が反映されたテロワールの表現、独自性、そして高いコストパフォーマンスが魅力となっています。自身のことを「レイジ―・ワインメーカー(怠惰な醸造家)」と冗談を交えて紹介しますが、カジュアルワインでも野生酵母を積極的に取り入れるなど、品質に妥協しない醸造を心がけています。安定した品質と革新的な技術でワイン造りに取り組む、期待のワインメーカーです。
「アンダーワールド」シリーズ
標高500m地点のスワートランドとオリファントリヴァー・ヴァレーの中間に位置する、乾燥したピケナースクルーフで逞しく生き抜く、樹齢40年を超える古木のブッシュバイン(ワイヤーを使用しない低木のブドウ樹)と、パール産の希少品種『グルナッシュ・ブラン』をブレンドして仕込みます。
どちらの地域も乾燥地ですが、あえて共に無灌漑栽培という過酷な環境下でブドウを育てています。この結果、ブドウの根は水分・栄養分を求め、地中深くに根を張り、自らの力で成長していきます。
ワインの名前「地中の世界=アンダーワールド」とは、土の下深くで一生懸命に成長するブドウを表現すべく付けられました。
女性醸造家のマリンダ・クルーガ・エック氏がコスパブランドを担当
ブティノが誇るコスパシリーズ『ケープ・ハイツ』を担当するのはベテラン醸造家のマリンダ・クルーガ・エックシ氏です。
『ケープ・ハイツ』シリーズ
写真:コスパに優れるケープ・ハイツ
「ケープ・ハイツ」は、西ケープ州で栽培されるブドウから果実味が豊かでありながら、フィネスを兼ね備えた味わいのヨーロピアンテーストなバラエタルワインで、低価格でありながらも多くの金賞を獲得する高評価ワインとして、イギリスでは20年以上も愛され続けるワインブランドです。
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