フランス コート・デュ・ローヌ

ラ・マルティネル

一代でワイナリーを築上げた
女性醸造家が造る、美しき南ローヌワイン

Chemin Fontvalet, F-84190 Lafare

一代でワイナリーを築き上げた情熱家

一代でワイナリーを築き上げた情熱家

子供の頃から毎晩食卓テーブルにワインボトルが置いてあったのを、ドイツ人のコリナ・ファラヴェルはよく覚えている。美しいグラスに注がれたきれいな金色や赤の飲み物の香りはとても華やかで、彼女にとって憧れの飲み物だった。高校卒業後、ワインについて学校で学び始め、ファルツ地方でのインターンの後、ナーエ地方のプリンツ・ザルム醸造所へ。ドイツでの6年間ワイナリーで働いたのち、南ローヌのシューズ・ラ・ルースの大学で勉強。ドメーヌ・リショーを始めとするワイナリーで醸造経験を積んだ。様々なワイナリーで働いた後に、自分のワイナリーを持ちたいと思うようになり、ぶどう畑を探し続けた結果、2001年にダンテル・ド・モンミライユに素晴らしいブドウの区画を見つけ、マルティノルの歴史が始まることになった。

カーヴも無い、ゼロからのスタート

ワインを造るための幾つかの区画を見つけ購入したが、カーヴはもとい、道具も何もない状況から始めたワイナリー。畑の手入れはボーム・ド・ヴニーズに仮の醸造所を見つけ畑の手入れを開始。設立当初から彼女の信念である有機栽培に拘り手入れを開始。当時は一人ですべての畑仕事をこなしていたが始まりは厳しく、2002年は収穫直前の大雨が降り、2003年は雹の害で収穫が出来なかったほど。それでも素晴らしいブドウを作るために畑仕事に没頭。時間はかかったが、2009年にカーヴを建設。2012年には最終的にエコセールの認定を得るまでに成長した。

染み渡る旨味、果実味を感じるワイン

染み渡る旨味、果実味を感じるワイン

南ローヌ地方でもシャトーヌフ・デュ・パプといった有名な産地とは違い、ヴァントゥーはマイナーな産地ですが、独特なテロワールを持っています。ダンテル・ド・モンミライユにはジゴンダスやボーム・ドゥ・ヴニーズを生み出していますが、非常に貧しい土壌のため収穫量がとても低く、味わいはフルーティさだけでなく、複雑さが多く感じられます。さらに、南ローヌの土地にしては標高が高く、300m近くあります。マルティネルのワインには、南ローヌらしい熟した果実味、チャーミングで風味豊かであり旨味が感じられます。フレッシュさとエレガントさが共に上品に引き出されています。

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公開日 :
2018/10/19
更新日 :
2018/10/19

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