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モーゼル
Mosel(独)
ワインの産地・名前 -
ドイツの13ある特定栽培地域のひとつで、ドイツで最も有名な栽培地であり、世界的にリースリングで有名な地域のひとつ。2006年まではモーゼル・ザール・ルーヴァーと称されていたが、現在では単にモーゼルと呼ばれる。モーゼル川のドイツ国内部分の243キロに渡る流域のほか、その支流、ザール川、ルーヴァー川流域に広がる一帯。半分以上が急斜面に位置する。大西洋気候で比較的温暖。川沿いのスレート土壌の急斜面の畑は、日中の日射、水辺からの反射の恩恵を受ける。リースリングが全体の60%以上で、続いて、ミュラー・トゥルガウ、エルプリングが栽培される。白ブドウと黒ブドウの比率は91:9。
【ベライヒの数:6】【栽培面積:8,796ha】【生産量:1,210,486hl】(2016年)
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ワンポイント!
上流は貝殻石灰岩やコイパー(泥土岩)が多くエルプリングに適している。上流のリースリングは洗練された酸味、長期熟成可能なタイプ。中流から下流のスレート土壌はリースリングに適しており、ミネラルに富み優雅でフィネスを持つワインが出来る。中流のミッテルモーゼルは清々しい酸味、果実味に富み、複雑味を持つ最高品質のワインの宝庫。下流はフルーティーでソフト、フレッシュな酸味と甘さのバランスが楽しめるタイプ。
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別名
モーゼル・ザール・ルーヴァー
関連ワード
ドイツ、特定栽培地域、エルプリング
更新日
2022-08-31