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ピコ
Pico(葡)
ワインの産地・名前 -
ポルトガル、アソーレス諸島の島のひとつ、ピコ島で造られるワイン、またそのD.O.C.。
火山島であるピノ島の地表は溶岩で覆われており、15世紀後半頃、入植してきた修道士達によってワイン造りが始まった。溶岩流の穴や裂け目に植えられた樹々は強い潮風で折れないようにクライスと呼ばれる溶岩石で造られた石垣で囲われている。特殊な畑なので畑作業は手作業で行われる。
フィロキセラ以降、畑は激減したが、現在も栽培は続けられており、その景観は2004年にユネスコの世界遺産に登録された。
溶岩台地の効果として、水はけが良く、温暖効果と日照の確保により糖度の高く、熟成したブドウが造られる。主にヴェルデーリョ種を使い、クリスピーでフルーティ、ドライでマイルドなワインが造られる。
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別名
ピコD.O.C.
類似表現
DOPピコ,ピコ島
関連ワード
クライス、ラジド、ベルデーリョ
更新日
2022-05-30