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動瓶
Remuage(仏)
栽培・醸造用語 -
シャンパーニュを熟成する際に、澱を取り除く為に行う作業の事。
瓶内二次醗酵の熟成中に、発生する澱を瓶口に集める為、横に寝かせていた瓶を少しずつ揺らしながら、瓶口を下にして倒立(シュール・ポワント)させていく作業。
1か月半かけてほぼ毎日瓶を1/8回転ずつ両手で左右に揺らし、瓶の側面にたまっていた澱を瓶口に集めていく。
昔は、ピュピトルという木製の台を使って手作業で行われていたが、現在は、ジャイロパレットという機械を使って行うことが多い。
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ワンポイント!
プロの動瓶士(ルミュアー)は、1日に約4万本もの動瓶作業が出来るという。瓶底に付けたチョークの印を基準に、左右どちらかに45度または90度ボトルを回し、同時に水平に置かれたボトルを徐々に垂直になるまで立てていく。動瓶士や醸造担当者は、何世紀も前から、こうして連続的に瓶を動かすことで、粒子の大きな澱が小さな粒子を抱え込みながら沈むように仕掛け、ワインの透明性を完璧にしてきた。
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別名
ルミュアージュ
関連ワード
シャンパーニュ、瓶内二次醗酵、澱、ピュピトル
更新日
2023-01-30