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夏のワイン会におすすめセレクト
ワイン会をする時に何かテーマがあると楽しいですね。『産地』でまとめてみたり、『ぶどう品種』でまとめてみたり。 その中でも、盛り上がるのが、季節をテーマにしたもの。今回はこれからの季節にピッタリな、『夏のワイン会』におすすめなラインナップを考えてみたいと思います。
by Wine-Link
最終更新日:2022-06-17
目次
1本目:『プロセッコ』
プロセッコはイタリア北部のヴェネト州を中心とした産地で造られるスパークリングワイン。少しフルーツが感じられ、サイダーの様な爽やかさがあるスタイルのものが多く、ワイン会のスタートにピッタリです。
近年、シャンパーニュを抜いてスパークリングワインの世界的な販売量が1位に躍り出たのがプロセッコで、世界で一番飲まれているスパークリングワインなのです
写真:【プロセッコはよく冷やそう】
1,000円代から3,000円代位など、多少価格に幅がありますが、特別に凝った料理で無いなら1,000円代で十分です。ちょっと料理にこだわるなら、2,000〜3,000円辺りがおススメです。
プロセッコには素敵なデザインのボトルが沢山あります。どんな味のものか分からない時は、デザインが気に入ったものを選んでしまいましょう。
ブルーベリーなどのフルーツをグラスに浮かべてもテーブルが華やぎます。
★★★ おすすめワインの一例 ★★★
『ブリッラ! プロセッコ エクストラ・ドライ NV』
“輝く”という意味の”ブリッラ“。ボトルにもデザインが入っていてとてもインパクトがあります。水色が爽やかです。
エクストラ・ドライ、というのは、辛口スパークリングワインの一番多いスタイルの『ブリュット/ブルット』よりも、ややほんのり甘みがあるタイプです。味わいとして甘いという感じが強い訳では無いのですが、飲みやすさが増します。
2本目:『シャンパーニュ』
1人で開けるのはちょっと高いかな、とひるみがちなシャンパーニュですが(←少なくとも私は、そう。)、ワイン会はみんなでシェアできるから、開けるには絶好の機会。
値段としては、スタンダードなものなら、5,000〜6,000円前後で選ぶと良いでしょう。
相性がどうとかの話を出すまでも無く、フルーツを合わせて出したりすると、うれしさ倍増です。初夏から夏に店先に並ぶ、日本のさくらんぼや、メロン、白桃、あたりが素敵。
そして、フルーツの横に生ハムを置くだけで、もう立派な一品です。
写真:【季節のフルーツを添えて】
★★★ おすすめワインの一例 ★★★
『ボーモン・デ・クレイエール グランド・レゼルヴ ブリュット NV』
シャンパーニュは規定として最低でも15ヶ月熟成させる必要があり、実際はそれより長い2~3年熟成される事が多いです。このシャンパーニュも2〜3年熟成されています。その熟成がしっかりとした存在感のある口当たりを醸し出していますが、フレッシュさも兼ね備えています。合わせる料理が難しくない1本です。
3本目:『ニューワールドの低価格のソーヴィニヨン・ブラン』
ソーヴィニヨン・ブランというブドウ品種は、様々なスタイルに変化しやすい品種です。そんな中で、アメリカ、チリ、ニューワールドなどの、いわゆるニューワールドで造られるソーヴィニヨン・ブランは、グレープフルーツやレモンなどの柑橘系のスタイルのものが多いので、夏向けとして選びました。
また、フレッシュで柑橘系のスタイルが多いニューワールドでも、上の価格帯になってくると、樽で寝かせたしっかりしたスタイルのものも多くなりがちなので、『低価格』の『ニューワールド』としました。
改めて、参考までに挙げますが、ニューワールドというのは、アメリカ、チリ、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、アルゼンチン、などです。
ニュージーランドのソーヴィニヨン・ブランに関しては、全てでは無いのですが、グレープフルーツなどの柑橘系よりも、青草などの青みが出たスタイルが多いです。お好みでご検討ください。メインの付け合わせの葉物野菜のように、食事の良いアクセントになります。
★★★ おすすめワインの一例 ★★★
『リンカーン・エステイト・ワインズ ソーヴィニヨン・ブラン サシミ』
二度見したくなるようなワイン名、『サシミ』。
なんでも、こちらのオーナーはオーストラリアで養殖業や海産業を行う企業のオーナーで、魚介類に精通した彼が『サシミ』と名付けちゃうわけですから、カルパッチョやタコのマリネなどの料理に合わせたくなります。とってもすっきりとした1本です。
4本目:『チャコリ』
『チャコリ』は、スペインの北部、フランスとの国境に近いバスク地方で造られるワインです。いくつかのタイプのワインが造られているのですが、その中の、微発泡タイプのものがとても清涼感があり、おススメです。
チャコリが全てこの微発泡タイプとは限らないので、裏ラベルなどを見て購入されると良いと思います。
値段としては2,000〜3,000円位です。
★★★ おすすめワインの一例 ★★★
『チャコリ・レサバル アリ』
こんな鮮やかなブルーのボトルに入っている段階で、夏ワイン決定です。
味わいは、草原を想わせるようなすがすがしさ、キリっとした後味の潔さに、程よい泡が加わります。例えていうなら、日本酒の吟醸酒の様な清涼感があります。
5本目:『色の薄めのロゼ』
日本ではまだまだ浸透度が低いですが、ロゼをおススメします。
しっかりとしたボリュームのある料理の為に、辛口の白よりもう少ししっかりとした1本が欲しい、でも、赤まででは無いのだけどなー、という時にぴったりです。
何故『色の薄め』に絞っているかというと、テーブルに夏感を醸し出すのに薄いロゼの方が良いな、と思っただけです(笑)。
「最近、ロゼはこういう色合いの方が流行ってるんだってー。」という一言を添えてサービスして頂くと、『知っている感』も出せます。
※『近年こういう色合いのロゼが流行っている』のは本当です。。。
★★★ おすすめワインの一例 ★★★
『フェウド・アランチョ ロザート』
イタリアの南に浮かぶ大きな島、シチリア島で造られるロゼワインです。地中海の中心に浮かぶシチリアには様々な民族が往来しました。ギリシャやアラブの文化も色濃く残っているのですが、このワインのラベルは、アラビア工芸品などに見られる模様をデザインしたものです。中身が無くなっても、テーブルの上に置いておきたくなります。
トップページで美しいワイナリーが見れます。
https://www.feudoarancio.it/en-gb?lng_id=1&lng_id=1
6本目:『低価格の南イタリアのワイン』
赤も登場させましょう。夏ですし、冷やして美味しい赤ワインをおススメします。
イタリアの南のワインは、十分な太陽の日差しの元、ブドウが育っているので、完熟していて、ボリュームしっかりめのものが多く揃っています。そのボリューム加減も程よいので、お料理との相性も良いです。
そんな果実しっかりな赤ワインを冷やし気味で飲んでみましょう。ワイン会の時に、泡から赤までまとめて冷やして管理ができるのも楽ですね。(※とにかく楽したい)
★★★ おすすめのワインの一例 ★★★
『フェウド・アランチョ ネロ・ダーヴォラ』
先程おススメしたロゼと同じ生産者の造る、ネロ・ダーヴォラという南イタリアの地ブドウを使った赤ワインです。
冷やして飲んだ感じは、果実味が程よく口の中に広がり、渋みも少なくなり、とても飲みやすいです。
以上です
写真:【楽しくて飲みすぎ、にはご注意を。】
以上、6本選んでみました。
筆者の個人的な趣向が入ってしまっていますが、良かったら参考にしてみてください。
楽しいワイン会ができると良いですねー。
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