ワインの基礎知識

『ワイン』というと、まだまだハードルを高く感じる、というか、「ややこしいんでしょ?」と、難しいイメージをお持ちの方も多いと思います。ここでは、そんな方に、ちょっと知っておくだけでワインが楽しくなる、そんな情報をまとめてみたいと思います。

1.ワインの種類には何がある?

まず、はじめに『ワイン』と聞いて頭に一番に浮かぶのは赤ワインということが多いと思います。やっぱり赤い方が絵的に目立つからか、ソムリエさんの自己紹介写真は赤ワインを持っている事の方が多い。気になって『田崎真也』氏をネットで画像検索してみたら、1枚を除く全て赤ワインの入ったグラスを持った写真(検索当時)でした。1枚だけど白ワインもあるのか、と思ってクリックしてみたら、グラスの中身は焼酎でした(笑)。

そんなワインにもいくつか種類があります。大きく分類すると、

以上のように分類されます。

スティルワインとは

一番スタンダードともいえるいわゆる『普通のワイン』は、他の種類と分類する為に『スティルワイン』と呼ばれる事があります。スティル(Still)というのは、英語で『静かな』という意味があり、『泡の入っていない』という意味で名付けられています。

そのスティルワインは、ブドウ品種や醸造の方法によって、『赤ワイン』『ロゼワイン』『白ワイン』に分けられます。基本的に、ブドウの皮の渋みや色素が多く含まれる順は、赤ワイン>ロゼワイン>白ワインとなります。

そして、それぞれ赤、ロゼ、白にも甘口から辛口まで様々な味わいのものがあります。比率で言うと、辛口の方が多く作られていますので、『これは甘口です』というアピールがなされていない場合は、だいたい辛口のケースが多いでしょう。

赤ワインとは

皮が黒い、黒ブドウと称されるブドウを使って造られたワインが赤ワインです。白ワインと違って、皮、果肉、種と一緒に発酵を行う事により、色素、タンニン、味わいが抽出されて、色も味わいも濃くなります。

ちなみに、『黒』ブドウじゃなくて、『赤』ブドウなんじゃないの?と思われる方もおられるのでは?食用として、フルーツ的な目線になると、一般的に、巨峰などの色の濃いものは『黒ブドウ/黒系ブドウ』、デラウエアなどの色が薄いものは『赤ブドウ/赤系ブドウ』と呼ばれる事が多いようですが、ワインの材料として語る時は、どちらも『黒ブドウ』と呼ばれます。英語だと、『Red wine grapes(=赤ワインブドウ)』 『Dark-colored grapes(暗い色合いのブドウ』とも呼ばれるようです。

白ワインとは

それに対し、基本、皮が黄~緑色の『白ブドウ』と称されるブドウを使って造られるのが白ワインです。一部、皮が紫色のブドウからも白ワインは造られます。赤ワインと違って、白はプレスされた後の果汁のみで発酵が行われる為、色は薄く、タンニンも少ないです。

赤と違い、果皮から抽出される成分が少ないので、例えるならレモン水をベースとした様な、さっぱりとした味わいのものが多いですが、中には濃厚な甘口や、辛口だけど樽で熟成させてどっしりさせたスタイルのものも造られます。

ワイン業界では樽の風味が良く表れたワインを、「タルタルじゃのう」なんて言うこともあります。

ロゼワイン

スパークリングワインとは

フォーティファインドワインとは

フレーヴァードワインとは

50音順・英字から探す

Copyright © Wine-Link All Rights Reserved.

20歳未満の者の飲酒、飲酒運転は法律で禁止されています。
妊娠中や授乳期の飲酒はやめましょう。