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フンボルト海流
Humboldt Current(英)
栽培・醸造用語 -
チリの気候を構成する重要要素。エルニーニョ現象などでたびたび注目されるフンボルト海流は南極方向から北向きに流れる寒流。大気を冷却して海水が蒸発しないため、チリでは雲ができにくく、降雨が少ない。沿岸部は寒流がもたらす涼しい海風のためブドウが病気になりにくい。また、日照が豊かでも気温が上がりにくいなどブドウにとって好条件な気候となっている。チリ沿岸部に白ブドウの銘醸地帯が多いのはそのためである。
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ワンポイント!
チリは南北に長い地形をしているが、その長さは約4300km。東京からベトナムのホーチミンまでの距離に相当する。
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別名
ペルー海流
関連ワード
チリ、寒流、ゾンダ風
更新日
2022-01-26