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産地で異なるスペインワインの魅力 カスティーリャ・イ・レオンとカタルーニャの赤ワイン【2019】

産地で異なるスペインワインの魅力 カスティーリャ・イ・レオンとカタルーニャの赤ワイン【2019】

銘醸地「リベラ・デル・ドゥエロ」と新潮流「モンサン」

赤ワイン 産地 おすすめワイン
by 株式会社モトックス
イタリア、フランスに続き、国別ワイン生産量第3位のスペイン。
スペインのほぼ全土でワインが造られ、産地によって異なる、多種多様なワインが楽しめるのがスペインワインの魅力ではないでしょうか?

スペインの赤ワイン産地でご紹介したいのが、カスティーリャ・イ・レオン地方の「リベラ・デル・ドゥエロ D.O.」とカタルーニャ地方の「モンサンD.O.」。
D.O.とは、Denominacion de Origen(デノミナシオン・デ・オリヘン)の略で、地域内で栽培された認可品種を原料としており、原産地呼称統制委員会に認められたワインであることを示す原産地呼称です。

まず、カスティーリャ・イ・レオン地方はスペインの内陸部に位置し、代表的産地である「リベラ・デル・ドゥエロ」はドゥエロ河に沿って広がっています。高いところでは標高1000mに及び、ヨーロッパ全土をみても高地にあります。年間の気温差は最低マイナス20℃~最高42℃!厳しい冬、酷暑かつ乾燥した夏の大陸性気候です。

主要品種はスペインの品種として有名な黒ブドウのテンプラニーリョで、カスティーリャ・イ・レオン地方では「ティンタ・デル・パイス」と呼ばれます。

ブドウの成熟に理想的な気候と寒暖差が育む凝縮したブドウから、深く美しい色、重厚で滑らかな赤ワインが生まれ、名立たるワイナリーがひしめく赤ワインの銘醸地です。

カスティーリャ・イ・レオンの郷土料理は、レチャソ・アソード(乳飲み仔羊の炭火焼)や、コシニーリョ・デ・セゴビア(子豚の丸焼き)、ボディーリョ・デル・ビエルソ(腸詰ソーセージ)といった肉を使った料理が有名で、こうした料理とともに楽しむワインとしてリベラ・デル・ドゥエロの赤ワインが欲しくなります。

そして、リベラ・デル・ドゥエロの赤ワインと比較して飲んでいただきたいのは、カタルーニャ地方の「モンサンD.O.」の赤ワインです。モンサンは2001年に誕生したばかりの産地で、主要品種は黒ブドウの「ガルナッチャ」や「カリニェナ」。「ガルナッチャ」は、南フランスのローヌ、ラングドック・ルーション地方ではグルナッシュと呼ばれるブドウです。

地中海とピレネー山脈に囲まれたカタルーニャ地方は、地中海の影響を受ける温暖な気候ですが、内陸部は山間にあるため大きな寒暖差があります。
カタルーニャ地方と言えば、スパークリングワインのカバでは?という方もいらっしゃると思いますが、敢えて赤ワインに注目します。カタルーニャでは、かつての凝縮したパワフルなスペインワインのイメージを覆す、凝縮感の中にエレガンスとフィネスを感じる赤ワインが生まれています。

カタルーニャの郷土料理は、パン・コン・トマテ(焼いたパンにトマトの中身を擦り付け、オリーブオイルをかけたもの)や、カルソッツ(ネギを直火で焼いてソースをつけて食べる)、ブティファラ(豚肉の白いソーセージをインゲン豆と一緒に食べる)といった素材を素直に味わう料理が多く、赤ワインのスタイルの変化には、料理に合わせてワインも柔和なタイプへという背景があるようです。

銘醸地「リベラ・デル・ドゥエロ」の重厚で滑らかな赤ワイン、新潮流を感じる「モンサン」の赤ワイン。

スペインの赤ワインと言っても、産地が違うワインを飲み比べてみると、産地によってこんなにタイプが違うのかと、きっと楽しい発見があるはずです。