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ソムリエセレクト 『クリスマス、年末年始におすすめのセットメニュー』
ワインとお料理とセットでメニューを考えてみました。是非ご活用ください!
by Wine-Link
最終更新日:2023-12-22
目次
- .1本目:『すっきりロゼ・スパークリング × いちごと生ハム』
- .クレマン・ド・リムー ロゼ ナンバー・セブン
- .2本目:『すっきり白 × タコとグレープフルーツとトマトのマリネ』
- .インヴィンシブル ナンバー1 ホワイト
- .3本目:『樽リッチ白 × 椎茸のアンチョビクリームグラタン』
- .1924 スコッチ・バレル シャルドネ
- .4本目:『ピノ・ノワールの赤 × 梅紅茶豚』
- .ニュートン・ジョンソン ウォーカー・ベイ ピノ・ノワール
- .5本目:『値ごろなソーテルヌの甘口ワイン × 洋梨とブルーチーズの盛り合わせ』
- .プティ・ギロー ハーフ
- .まとめ
- .タコとグレープフルーツとトマトのマリネ
- .椎茸のアンチョビクリームグラタン
- .梅紅茶豚
クリスマス、年末年始、友達を招待したい、家族で盛り上がりたい。
でも、メニュー何にするか悩む―、という人におすすめのセットメニューをご紹介。
ワインは比較的お手頃なものをセレクト。
お料理は、ワインのおつまみ研究家、大橋みちこさんのレシピを中心に。
彼女のレシピの中でも、準備する自分も、その場を楽しめるように、極力事前に準備が終わるレシピを中心に組み合わせてみました。
1本目:『すっきりロゼ・スパークリング × いちごと生ハム』
乾杯はやっぱり、スパークリングワイン。
場が華やぐのでロゼをセレクト。
ロゼのスパークリングワインはすっきり辛口のものを選びましょう。
お店に売られているのは大抵が辛口ですが、一部甘口もあるので裏ラベルをチェック。
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ロゼはほんのり赤果実の味わいもあるので、それに合わせて『いちごと生ハム』。
これは、レシピ、というほどでは無く、買って並べるだけです。
写真:『いちごと生ハム』
生ハムはグリッシーニに巻き付けても良いですね。
『ピコス・デ・パン』と呼ばれるスペイン版のグリッシーニのようなものに巻いても、小さくて食べやすいのでおすすめです。
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私が選んだ1本は、南フランスのロゼスパークリング。
香水をイメージした、というラベルも素敵な1本です。
ほんのりですが後味に甘味があるので、幅広い方に好まれそうです↓
フランス ラングドック&ルーシヨン
ドメーヌ・ジ・ロレンス
クレマン・ド・リムー ロゼ ナンバー・セブン
ロゼ / 辛口
スパークリングワイン
ロゼの辛口クレマン。美しいチェリー・ピンクの色調、ラズベリーを想わせるフルーティなアロマ。繊細な泡立ちとピノ・ノワール由来のボディ。ラベルは華やかな香水をイメージ。
2本目:『すっきり白 × タコとグレープフルーツとトマトのマリネ』
次に出したくなるのが魚介類のメニュー。合わせるのは爽やかな辛口の白ワインが良いですね。
スペインやイタリアの1,000〜2,000円代の白ワイン辺りは、主張が強すぎずおすすめです。
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魚介類のメニューとして、比較的安定した品質で買いやすいタコを使った、『タコとグレープフルーツとトマトのマリネ』を選びました。
写真:『タコとグレープフルーツとトマトのマリネ』
良いお刺身が手に入りそうだったら、シンプルな白身の魚やサーモンのカルパッチョもいいですね。
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私が選んだ1本は、スペインのお隣、ポルトガルの白ワインです。
柑橘に塩をぱらりと乗せたような、すっきりなのに程よい旨味があって素晴らしい1本です↓
ポルトガル ドウロ
インヴィンシブル
インヴィンシブル ナンバー1 ホワイト
白 / 辛口
スティルワイン
ライムなどのシトラスフルーツを想わせるフレッシュな果実味に、いきいきとした酸と塩味を感じる味わい。はっきりとした輪郭と熟した果実感が美しく調和した、フィールドブレンドの白。
3本目:『樽リッチ白 × 椎茸のアンチョビクリームグラタン』
すっきりとした白の後に、もう1本、樽の効いたコクのある白ワインは入れてみましょう。
樽の効き具合はラベルに書いていない事も多いので、店員さんに聞いてみると良いです。
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樽の効いたワインに合わせる料理は、バターやチーズなど濃い目が良いですね。
今回は、『椎茸のアンチョビクリームグラタン』をセレクト。
写真:『椎茸のアンチョビクリームグラタン』
樽の効いたボリューミーなワインについてきてくれます。
メイン的にしたい場合は、鶏肉を入れてみましょうか。
お子様が一緒なら、オーソドックスな普通のグラタンでも良いですね。
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私が選んだ1本は、カリフォルニア産の樽を効かせたシャルドネの白ワインです。
スコッチ樽で寝かせたワインをブレンドしているのですが、気持ちいい位に樽のニュアンスが楽しめます↓
アメリカ カリフォルニア
デリカート・ファミリー・ヴィンヤーズ
1924 スコッチ・バレル シャルドネ
白 / 辛口
スティルワイン
スコッチ樽で熟成される濃厚なシャルドネ。濃密なトフィや甘いタバコ、香ばしいアップルパイのアロマにオーク樽由来の複雑な風味が加わります。飲み応え抜群の白ワインです。
4本目:『ピノ・ノワールの赤 × 梅紅茶豚』
さて、赤ワイン、いきましょう。
おすすめしたいのは、ピノ・ノワールで造られた赤。
エレガントで優しい味わいは幅広い料理に合わせやすいです。
特にニューワールドと呼ばれる、アメリカのカリフォルニア、オーストラリア、ニュージーランド、チリ、南アフリカなどの国のピノ・ノワールがおすすめです。
これらの国のピノ・ノワールは味わいにボリュームがあるものが多く、酸味が控えめであるのと、お値段が控えめだからです。
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合わせるお料理は、梅を使った煮豚、『梅紅茶豚』。
ピノ・ノワールには梅のニュアンスが感じられる品種なのですが、その梅を料理にも取り込むと相性抜群なのでセレクト。
写真:『紅茶梅豚』
このレシピは、前日に造っておけるので、当日のバタバタを軽減してくれます。
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私が選んだ1本は、南アフリカのワイナリーが作るピノ・ノワールです↓
南アフリカ ウエスタン・ケープ
ニュートン・ジョンソン・ワインズ
ニュートン・ジョンソン ウォーカー・ベイ ピノ・ノワール
赤 / ミディアムボディ
スティルワイン
鮮やかなスミレの香りに艶のある赤果実とスパイスのノート。森林を想わせるニュアンスもあり、整ったタンニンを持ちます。熟れたラズベリーとしなやかな酸味が余韻まで長く続きます。
比較的優しい味わいのニューワールドのピノ・ノワールの中でも、南アフリカはバランスが取れた万能なスタイルのものが多いと感じています。
5本目:『値ごろなソーテルヌの甘口ワイン × 洋梨とブルーチーズの盛り合わせ』
たどり着けたら、ですが、最後の締めに甘口のデザートワインは如何でしょうか?
様々な国のデザートワインがありますが、今回はフランス、ボルドー地方のソーテルヌワインを。
ソーテルヌの中でも、いわゆるセカンドと言われる、味わいがよりライトで、値ごろなものをおすすめします。
甘口はたっぷり飲む感じでは無いので、他のワインが750mlのフルサイズでも、デザートワインは、ハーフサイズ(375ml)で十分だと思います。
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合わせるのは『洋梨とブルーチーズの盛り合わせ』。
洋梨を切って塩胡椒を軽く振り、程よい大きさに分けたブルーチーズを添えるだけ。
立派な1品になります。
写真:『洋梨とブルーチーズの盛り合わせ』
洋梨のかわりに、柑橘のピールやドライフルーツでも良いですね。
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私が選んだ1本は、フランス、ボルドー地方のソーテルヌ。
シャトー・ギローの造るセカンドワイン。
程よい甘さのセカンドワインなので、フルーツや軽いデザートにピッタリです↓
フランス ボルドー
シャトー・ギロー
プティ・ギロー ハーフ
白 / 極甘口
スティルワイン
ソーテルヌの1級シャトー“ギロー”のセカンド・ワイン。トロピカルフルーツのような香り。蜂蜜のような甘さを爽やかな酸味が締め、長くバランスの良い余韻へと続きます。
まとめ
以上、5セットの組み合わせを紹介してみましたが、これにシンプルな『グリーンサラダ』と、『パン』を加えると良いですね。
メニューをコンパクトにするなら、
☆ロゼ・スパークリングワイン
× 『いちごと生ハム』
☆スッキリ白ワイン
× 『タコとグレープフルーツとトマトのマリネ』
☆ピノ・ノワールの赤ワイン
× 『梅紅茶豚』
の3セットにサラダとパンを加えたメニューも良いですね。
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以下が、今回ご紹介した、大橋みちこさんのレシピです。
是非、お試しください。
タコとグレープフルーツとトマトのマリネ
今日は、とっても簡単なのにオシャレでワインにピッタリのおつまみレシピをご紹介!
タコとグレープフルーツとトマトを使ったマリネです。
シーフードと柑橘って相性いいですよね♪
タコの旨みや塩気とパール柑の甘みが、相乗効果!
お互いがお互いの味を引き立てます。
トマトやパセリを使うことで彩りも華やか。
ディナーの前菜やホームパーティーにピッタリの爽やかな一品です。
梅紅茶豚
定番紅茶豚をちょっとアレンジ。
紅茶の香りがふわりと香る豚肉はしっとり柔らか。
梅の酸味がほのかに効いた醤油ベースのたれは、煮た豚肉と抜群の相性。
梅の酸味が豚の甘みを引き立て、脂をさっぱりと感じさせてくれます。
冷めても美味しいので、持ち寄りパーティーにも便利。余ったらお弁当にも使えます!
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