-
ソーテルヌ
Sauternes(仏)
ワインの産地・名前 -
フランス、ボルドー地方のソーテルヌ地区で造られる極甘口のワイン、また、A.O.C.。世界3大貴腐ワインのひとつとして称される。甘さの中にも、ほのかに苦みや、甘いスパイスが香り、上質なスイーツを味わっているかのよう。かなりの長期熟成が可能。
二つの川に挟まれたソーテルヌ地区は、水温差により霧が発生するなどの特殊な環境により、貴腐菌が広がりやすく、その貴腐菌がブドウにつくと水分が抜け、糖分も味わいも凝縮した干しブドウ状になる。そうしたブドウから黄金色した、濃厚な極甘口のワインが造られる。
ソーテルヌA.O.C. を名乗れるのはソーテルヌ、バルサック、ボンム、ファルグ、プレニャックの5つの村。バルサック村は、単体のバルサックA.O.C.も認められており、ソーテルヌA.O.C.、バルサックA.O.C.、どちらを名乗っても良い。
ソーテルヌとバルサックには1855年に造られた格付けがあり、特級が1つ、1級が11、2級が15、選出されている。
【タイプ:甘口白のみ】
【使用ブドウ:セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ソーヴィニヨン・グリ、ミュスカデル】
-
ワンポイント!
1本の樹からグラス1杯しか造られない、と例えられるように、希少なワインで、値段も高めである。しかし、量は少なめで楽しめるので、容量375mlのハーフサイズをおススメする。
-
別名
A.O.C.ソーテルヌ
関連ワード
貴腐ワイン、貴腐菌、バルサック、セミヨン、ミュスカデル
更新日
2022-08-31