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エルミタージュ
Hermitage、Ermitage(仏)
ワインの産地・名前 -
フランス、コート・デュ・ローヌ北部の川の左岸に位置する産地のワイン、またそのA.O.C.。134haしかない狭い区画だが、銘醸地として名高い。
エルミタージュの畑は、エルミタージュの丘と呼ばれる南向きの急な斜面に位置しており、北風からも守られ、日照も十分である。土壌は花崗岩、石灰、シリカ、シルト、粘土など多種に渡る。
シラーを使って造られる赤はエレガントながら力強く、長熟のポテンシャルも持ち合わせる。シラーは85%以上使用が決められており、残りに白ブドウ、ルーサンヌ、マルサンヌが使用できるが、シラー100%で造る生産者が多い。
赤より生産量は少ないが、白も力強さ、長熟スタイルである。
【使用品種:シラー(85%以上)、ルーサンヌ、マルサンヌ】
【タイプ:赤、白、ヴァン・ド・パイユ(白)】
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ワンポイント!
丘は大きく西と東に分かれ、西側は花崗岩の基盤の上に砂や石などの薄い表土が覆っており、ベサールやメアルなど最良のリューディが集まっている。 対して東側は標高が低く、シルトや粘土が多くなっている。そのため水分保持力が高く、白ブドウに適した区画が多いのが特徴である。
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関連ワード
クローズ・エルミタージュ、ヴァン・ド・パイユ
更新日
2023-12-13