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スマラクト
Smaragd(独)
ワインの産地・名前 -
オーストリア、ヴァッハウ地方の独自の品質分類で、豊かな果実味と酸味が調和した、スケール感のある、上質の白ワインのカテゴリー。3つに分けられた品質分類の一番上。
『スマラクト』というのはドイツ語で、『エメラルド』もしくは、『エメラルド色のトカゲ』を意味する。ヴァッハウの日照に恵まれた石垣の上で、生き物がよくひなたぼっこをしているのだが、その中のひとつであるこの地に生息するエメラルド色のトカゲを、その日照などの栽培条件の優れた所から造られる上質なワインの品質分類名とした。
やや遅めに収穫されたよく熟したブドウを使っており、そのワインは力強く、凝縮感があり、上質で、長期熟成に向くスタイル。複雑な料理に合わせる事も出来る。
シュペートレーゼ級のブドウから造られ、KMW糖度は最低18.2度要。アルコール度数は12.5度以上。
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ワンポイント!
協会自身も言っているが、こういうふんわりした概念でのワインの品質分類は、世界的にも例を見ない。
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別名
エメラルド色のトカゲ
類似表現
スマラグド,スマクラト
関連ワード
ヴァッハウ、シュタインフェーダー、フェーダーシュピール
更新日
2022-10-31