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テーマ別ワイン用語まとめ

ワインにまつわる資格の用語集


ソムリエとは何ですか?

『ソムリエ』というのは本来、『ワインを含めた飲料をサービスする専門職』とされています。近年、野菜ソムリエ、温泉ソムリエなどの、『○○ソムリエ』が沢山あるので、ちょっと混同してしまうかもしれませんが、本来は、そういう意味です。

なお、『ソムリエ』という呼称は、日本では『一般社団法人日本ソムリエ協会』が毎年1回、『ソムリエ呼称資格認定試験』を行っており、この試験に合格すると『ソムリエ資格認定者』となります。

ですので、『ソムリエ』と言うと、レストランの中で黒と白のピシッとした格好をして働いている人を指すのがメインになるけれども、同時に資格の名前でもある為、『ソムリエ』という資格を持っている人は、「あなた、ソムリエ?」と聞かれて、「はい」と答えてもいいのかもしれません。

余談ですが、『ソムリエ』はフランス語の男性名詞なので、女性は女性名詞である『ソムリエ―ル』と呼ぶのが正しいのですが、余り使われていないように感じます。


【ボトルからキレ良く注ぐの、難しいですよね。。。】

ワンランク上のソムリエ?

ソムリエという資格には、そのワンランク上の資格、『ソムリエ・エクセレンス』というものがあります。ソムリエに合格後3年目から受験の資格があります。ソムリエの合格率が30〜40%というのもなかなか厳しいのですが、『ソムリエ・エクセレンス』は、合格率10%前後と更になかなかの厳しさです。

ソムリエの資格の合格者にはブドウの房のデザインの認定バッチが与えられるので、レストランなどで制服の胸元に付けているソムリエの方も多いのですが、ソムリエ・エクセレンスの合格バッジはその少し小さい版的な感じで、見分けにくいですがちょっと違っています。


【確かソムリエのバッジは、一番左のワインアドバイザーのバッジの金バージョンのはず(※左から、ワインアドバイザー、シニアソムリエ、ソムリエ・エクセレンスのバッジ)】

ちなみに、2018年まではこのソムリエ・エクセレンスは『シニアソムリエ』という名称でした。少し鼻の穴を広げて申し上げますが、筆者も頑張ってこの『シニアソムリエ』に合格しました。二次試験、三次試験などは、人生であんなに緊張した事は無い、という位緊張しました。

しかし、名前、なぜ変わったんでしょうね?
当時、私が合格した時に、義母は、私に向かって残念そうな顔をしてこう言いました。「あなたは、もう40過ぎと、年齢が上がってしまったから、シニアソムリエにしかなれないのね。。。」 そう、義母は、『シニア』を、『高齢者』的に捉えてしまったのですね。きっとこの辺りでしょう、名前が変わった理由は。

ワインのエキスパート

ワインが好きでワインの資格が取りたいのに、『ソムリエ』という資格は、ワイン業界従事者しか受験できません。残念に思ったワイン好きの方が結構いたと思われるのですが、その為に(←多分)、1996年から、『ワインエキスパート』という資格が新しく登場しました。

『ワインエキスパート』は、『ソムリエ』の試験と同レベルの難易度・合格率です。現在の所、違う点は、ソムリエの3次試験のデキャンティングの実技が、ワインエキスパートの試験には無い事位です。

そして、『ワインエキスパート』にも『ワインエキスパート・エクセレンス』という上級の資格があり、ワインエキスパートに合格後5年目で、1次試験時に年齢30歳以上である人が挑戦する事が出来ます。

こちらも、かつては、『シニア・ワインエキスパート』という名前でした。


【テイスティングの勉強の為、カシスなどの果実の香りの違いをジャムで確認したり(←遠い目)】

『ソムリエ』に合併された資格

かつて、別の資格名称だったのに、ある時から、ソムリエの資格と統合された資格があります。『ワインアドバイザー』という資格です。

この資格は、『ワイン業界に従事しているのだけど、飲食業界でサービスをしているのでは無く、ワインの販売・流通に従事している人』が対象の資格でした。ワインの輸入をしている輸入業者、別名で『インポーター』で働いている人や、酒屋さんの人達が対象でした。

2016年に、ワインアドバイザーはソムリエに統合されたので、現在は、上記の人達もソムリエを取得するようになりました。

筆者もインポーターで働いていたので、ソムリエの資格は取れず、ほぼ同じ内容のワインアドバイザーを取得したのですが、一般への知名度が低い資格であった為、周りには、「何それ?」と分かってもらえず寂しい思いをしました。


【一次の筆記試験の為、樹の仕立て方などブドウの栽培の事も勉強したりします】

始めるのには最適!ワイン検定

今まで説明してきた資格はどれもそこそこの難易度です。勉強のベースとなるソムリエ協会の教本は2020年のもので700ページ超あり、レストランなどで日々の業務に励みながら受験するのは大変で、あきらめる人も少なくありません。


10円玉22枚ほどのぶ厚さの教本 (※筆者調べ)

でも、大丈夫です。「ワインをちょっと詳しくなりたい!」という方の為に、『ワイン検定』というものがあります。日本ソムリエ協会が主催する、ワインの基礎的な知識の普及を目的とした検定試験です。

2012年に始まったのですが、ブロンズクラスとシルバークラスの2ランクに分かれており、講習を受けた後、検定が受けられるのですが、難易度は高くありません。始めてみるにはぴったりです。

ちなみに、ワイン検定の講師は、日本ソムリエ協会認定のワインエキスパート取得者の中で、認定を受けた人が務めています。ワイン業界には従事していないワインエキスパートの合格者が、合格した事により、その講師を務める事が出来る、というのは素敵な制度だな、と思います。


みんなで勉強すると楽しい!