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テーマ別ワイン用語まとめ

スペインの代表的なワイン

多様性とポテンシャルを秘めた産地、スペイン。昔からの伝統あるワインもありながら、新しく躍進を遂げるものも沢山あります。日本においては、『バル』ブーム以降、スペイン料理&ワインはより馴染みが深いものになった気がします。今回は、そんなスペインを代表するワインをまとめていきたいと思います。

何をさておき、リオハ ---Rioja---

やはりスペインを代表するワインとして一番に挙げられるのは、『リオハ』です。


スペインの首都マドリッドから北北東へ約250kmの所にある産地で造られるワインです。赤、白、ロゼ、全てが造られますが、主に名高いのは赤ワインです。

リオハのワインの歴史は古く、1947年に統制法に認められて1991年、スペインで最初にD.O.Caの格付けを取得しました。


粘土質と石灰岩の土壌から、スペインを代表する『テンプラニーリョ』という黒ブドウを主体とした、色が濃く、香り豊かな、果実味の素晴らしい赤ワインが造られます。

主となるタイプはオーク樽で寝かせた、熟成した赤ワインでしたが、近年は、果実味主体のタイプなども出てきて多様化してきています。

いや、こちらか、カバ ---Cava---

スペインを代表するワインとして、『カバ』を先に登場させるべきだったかもしれません!スペインのみならず世界を代表するスパークリングワインとして『カバ』の存在は欠かせません。


スペインの北東部、バルセロナから西に30㎞位の地に位置するペネデス地方を中心に、シャンパーニュと同じ瓶内二次醗酵で造られるスパークリングワインが『カバ』です。

シャンパーニュと同じ製法ですが、最低熟成期間は9ヵ月と短めな事もあり、シャンパーニュのような深みのあるスタイルというより、もう少しドライで、キリっとしているものが多く造られています。また、本格的製法で造られていながら値ごろなものが多いのも特徴です。


【二次醗酵ののち、瓶内熟成】

使用する品種は地ブドウ、シャレロ、マカベオ、パレリャダ(←いずれも白ブドウ)が中心で、従来はこの3品種をメインにしたスタイルが多かったのですが、他の認可品種である、シャルドネや、ピノ・ノワール、モナストレル等を表に打ち出したものも増えてきています。

また、2021年に新法が出来ましたが、その中で熟成期間の違いを主とした4つのグレードの規定が制定されました。カジュアルとグレードの高いものを明確にしたい、という意図がありそうです。

シェリー --- Sherry ---

スペイン最南端の州アンダルシアで、白ブドウから造られる酒精強化ワインです。辛口から甘口まであり、アルコール度数は15~22度くらいと、普通のワインに比べて高めです。


アンダルシア地方にある「ヘレス・デ・ラ・フロンテラ」、「サンルカール・デ・バラメーダ」、「エル・プエルト・デ・サンタ・マリア」の3つの街を中心に限られた地域で造られます。三つの街を結ぶと三角形になるので、通称シェリー・トライアングルと呼ばれています。

基本、白ワインを造ってから、酒精強化をし、アメリカンオークの樽で、ソレラ・システムによって熟成されます。使われるブドウ品種は、パロミノ、ペドロ・ヒメネス、モスカテルなどですが、主となるのはパロミノです。

シェリーの中にも様々な種類があるのですが、代表となるのが、色が薄く辛口の『フィノ』、マホガニー色の酸化熟成したタイプの『オロロソ』、ペドロ・ヒメネスという品種を使ったマホガニー色の極甘口の『ペドロ・ヒメネス』です。

アルコールは普通のワインに比べて高めですが、ストレートで飲むのがスタンダードです。

リベラ・デル・ドゥエロ ---Ribera del Duero---

スペインの首都マドリードの北、ドゥエロ川沿いに位置するワイン産地、『リベラ・デル・ドゥエロ』。大陸性気候で厳しい気候のもと、複雑で凝縮された上質な赤ワインが多く造られています。


1980年代に入るまで主要な産地ではありませんでしたが、1982年頃から世界的に認められる生産者が増え、スペインを代表する産地のひとつとなりました。

主に使われているブドウはテンプラニーリョですが、この地ではティント・フィノまたはティント・デル・パイスと呼ばれます。補助としてガルナッチャ・ティンタやカベルネ・ソーヴィニヨン等も使われます。

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以上、スペインを代表するワインをいくつか挙げてみましたが、まだまだ他にも人気の高いワインもありますし、次々と新しい動きのある産地です。是非、お店や、レストランでトライしてみてください
ね。