2022-07-27

ワインを使ったカクテル

「このワインも好きだけど、今日は、ちょっと違うものも飲みたい」、とか、「750mlはちょっと私には多いなー」という方に是非、おススメなのが、ワインを使ったカクテル。

今日は、身近なもので作りやすい7種を紹介します。基本、どれも、簡単なブレンドなので、気楽に挑戦できます。

スプリッツァー “Spritzer“

『スプリッツァー』は、白ワインを炭酸水で割ったカクテルです。炭酸水という身近なもので簡単に出来るのがうれしいです。

一般的に白ワインと炭酸水を1:1で割る事が多いようですが、比率は好みで変えると良いと思います。レモンやライムを絞ったり、切って浮かべたりするのも良いですね。

レモンやライムを、これの為だけに丸ごと買うのはちょっとなー、という方には、輪切りやスマイルカットにして、保存袋に入れ冷凍保存しておくのがおすすめです。

また、甘みのある炭酸水で割って、甘いスタイルのスプリッツァーにするのもありです。

ちなみに、ハンガリーではスプリッツァーは、『フルッチ』という名前で呼ばれるそうです。なんだかかわいいですね。

ミモザ “Mimosa“


『ミモザ』は本来、シャンパーニュをオレンジジュースで割ったカクテルなのですが、実際はシャンパーニュ以外のスパークリングワインで造られる事が多いです。

オレンジの爽やかさを出すには、熟成感やブドウ品種の特性などの個性は少なめのスタイルの、『カバ』や『プロセッコ』などのスパークリングワインがおすすめです。

また、基本辛口が良いと思いますので、『ブリュット(Brut)』と書いてあるものを選ぶと良いでしょう。

【ブリュットがおすすめ】

スパークリングワインとオレンジジュースを1:1の比率で混ぜるレシピが多いようですが、私は、もう少しスパークリングワインの比率を上げて、6:4位にするのが好きです。もちろん、オレンジジュースが酸味の強いタイプ、甘みの強いタイプなどによっても美味しい比率は変わりますね。

オレンジジュースの替わりにグレープルーツジュースを使う事があるのですが、グレープフルーツを使ったものは、『ホワイトミモザ』という名前で呼ばれたりするようです。

キール “Kir”

『キール』は、カシス・リキュールと白ワインをブレンドしたカクテルです。

本来はブルゴーニュ・アリゴテを使用するとされるのですが、こだわらずに、他の個性が控えめなスタイルの白ワインでも良いと思います。

一般的にリキュールと白ワインを1:4の比率でブレンドする事が多いようです。ワインの個性が強いな、と感じる場合は、カシス・リキュールの比率を高くして、バランスを取るなどしても良いですね。

キール・ロワイヤル “Kir Royal”

『キール・ロワイヤル』は、カシス・リキュールとシャンパーニュをブレンドしたカクテルなのですが、実際はシャンパーニュ以外のスパークリングワインで造られる事も多いです。

カシス・リキュールとシャンパーニュを1:4~1:5前後でブレンドするレシピが多いのですが、もちろん好みで比率を調整しましょう。

ミモザに比べて、ブレンドに適したスパークリングワインの幅は広く、さっぱりしたものから、少し個性の出たものまで受け止めてくれる気がします。

ベリーニ  “Bellini”

『ベリーニ』は、桃のピューレやピーチ・ネクターに、スパークリングワイン、グレナデンシロップをブレンドしたカクテルです。

スパークリングワインと桃のピューレやピーチ・ネクターを2:1位の比率でブレンドし、グレナデンシロップをスプーン1杯入れるレシピが多いのですが、好みや、使うピューレやジュースの濃度によって比率は調整すると良いですね。

グレナデンシロップは、ザクロを使ったシロップですが、無いけど作りたい!という場合は、替わりに普通のシロップを入れてみたり、無しでも楽しめると思います。

また、桃の替わりに、洋梨やマンゴーのピューレやジュースでも美味しいですね。

カリモーチョ “Kalimotxo” 

なんだか声に出して読みたくなる『カリモーチョ』は、赤ワインとコーラをブレンドして、氷を入れたカクテルで、スペインの南、バスク地方が発祥と言われています。コーラと合わせる事で赤ワインの渋みが抑えられた味わいになります。

一般的に赤ワインとコーラを1:1の比率でブレンドするレシピが多いですね。使う赤ワインは、低価格の個性の控えめのものがおすすめです。私個人は、低価格で、オーストラリアやチリなどの、果実味がしっかりしたタイプのものを使うのが好きです。

ロゼパン “Rosepamp”

最後におススメするのが、ロゼワインとグレープフルーツをブレンドしたカクテル、『ロゼパン』です。

ロゼ・パンプルムースという名前を略したもので、パンプルムースはフランス語でグレープフルーツを意味します。

単に、ロゼワインとグレープフルーツを2:1位でブレンドしたものですが、比率はもちろんお好みです。グレープフルーツを絞っても、ジュースを買ってきてもOKです。白のグレープフルーツでも、ピンクグレープフルーツでもどちらでも美味しいです。

最後に

カクテルを作る為にワインを用意する場合は、スパークリングでも、赤白ワインでも、比較的低価格の方が、味わいの個性が控えめで、向いているものが多いです。

元のレシピにとらわれずに、是非自分流にアレンジしてお気に入りの一杯を探してみましょう。





公開日 :
2022/07/27
更新日 :
2022/07/28

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