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テーマ別ワイン用語まとめ

フランスワインを始めるのにおススメの8選

ワインの銘醸地として一番に挙げられるであろうフランス。そんなフランスワインを飲んでみたいのだけど、沢山あって、何から試したらいいのか分からない、という事も多いはず。

筆者の独断と偏見も入りながらではありますが、そんな人に是非試してほしいワインを8本セレクトしてみました。

No. 1 ボルドー地方の赤ワイン “Bordeaux rouge”

フランスの3大銘醸地、というと、『ボルドー地方』、『ブルゴーニュ地方』、『シャンパーニュ地方』なのですが、そのうちのひとつ、『ボルドー』は赤ワインが特に有名な産地です。是非、その赤ワインを1本目にお薦めします。


ボルドーの生産者は、大抵『醸造所』という意味合いで、『シャトー・〇〇』と名前が付けられています。『シャトー・シラン』なら、まあ、『シラン醸造所』という意味合いです。

そして、生産者の名前が、そのまま商品名になっている事が多いので、生産者『シャトー・シラン』の造るワインが、『シャトー・シラン』という訳です。

初めての方は、大体2,000円前後のものを買ってみるのがおススメです。その辺りの価格が基準となるからです。

一般的に、渋みが感じられ、程ほどにがっちりした味わいで、大抵、何種類かのブドウ品種がブレンドされています。見た目としては、いかり肩の形をした瓶に入っています。

★★★ おすすめワインの一例 ★★★
シャトー・ラモット・ヴァンサン レゼルヴ 


No.2 ブルゴーニュ地方の赤ワイン “Bourgogne rouge”

3大銘醸地から、続いて、ブルゴーニュ地方の赤ワインを提案です。

ブルゴーニュの赤ワインは、ボルドーに比べると、まず、色が薄いです。そして、口当たりのパンチも弱めです。でも、ネガティブな意味の『弱い』では無く、インパクトは弱めなのだけど、その後、奥深さが出てくる感じ、と言ったら伝わるでしょうか。酸味もやや強めです。


最初は、ラベルに『Bourgogne Rouge』と書かれている、2,500〜3,000円前後を試してみると良いと思います。ピノ・ノワールという黒ブドウ100%で造られています。1品種1本勝負なので、ボルドーより、ストイックな感じです。

近年、ブルゴーニュのワインは世界的な人気の高まりや、作柄が余り良くない年が続いている、等の理由もあり、全般的に値段が上がっているのですが、それでも試してみる価値はあります。見た目としては、なで肩の瓶に入っています。

★★★ おすすめワインの一例 ★★★
プルゴーニュ ピノ・ノワール ジャン・フィリップ・マルシャン 


No. 3 シャンパーニュの白のブリュット “Champagne Brut Blanc”

『シャンパーニュ』は、フランスのみならず、世界を代表するスパークリングワインです。

産地であるシャンパーニュ地方はパリから東に電車で1時間ほどの辺りに位置しているのですが、造られているほとんどがスパークリングワインです。


『瓶内二次醗酵』と呼ばれる、一度、泡の無い普通のワインを造ってから、そのワインに酵母と糖分を入れてもう一度醗酵をさせ、今度は生じる泡を瓶の中に閉じ込めて泡のワインを造る、という時間と手間のかかる製法です。出来上がるまでに最低2年位かかります。

値段としては、4,000〜5,000円辺りのものを試すと良いでしょう。そう、価格帯はちょっと高めです。ロゼも造られているのですが、白の方が売られている数も多く、選択肢が広いので、まずは白をおススメとしてみました。

そして、シャンパーニュにも、甘口のもの、ドライ感を引き立てて造ったもの、など、味わいに幅もありますので、最初は一番スタンダードなすっきり辛口の、『Brut(ブリュット)』と、ラベルに書かれているものをおススメします。

★★★ おすすめワインの一例 ★★★
クリスチャン・ブルモー キュヴェ・エルマンス ブリュット


No. 4 シャブリ “Chablis”

今から20〜30年前、今ほど店に多くのワインが並んでいなかった頃、よく並べられていたフランスの白ワインの代表が『シャブリ』でした。今は、その頃より並べられているフランスワインの種類も増えていますが、それでもまだ、フランスの代表する白ワインとして、シャブリは残しておきたいな、と思います。


『シャブリ』は、先程紹介したブルゴーニュ地方の一番北に位置する、シャブリ地区で造られる、すっきりながら程よくコクのある白ワインです。ブドウ品種は、フランスのみならず世界を代表する白ブドウ品種、シャルドネ100%で造られています。

樽で寝かされている、寝かされていない、による味わいの違い位はあるものの、『シャブリ』は、他の産地に比べ、生産者による味の違いが少なめです。安定しています。

『特級』、『1級』など、様々なグレードのシャブリが売られていますが、2,000〜3,000円前後のスタンダードなものから始めると良いでしょう。なで肩の瓶に入っていて、『Chablis』とラベルに書かれています。

★★★ おすすめワインの一例 ★★★
シャブリ ラ・ピエレレ シャブリジェンヌ


No.5 アルザス地方のリースリングの辛口 “Alsace Riesling dry”

この辺りから、何を選ぶか悩みますが、私は、まず、アルザス地方の白ワイン、その中でも、リースリングというブドウ品種を使ったもの、を選びました。フランスの中でも、個性が出ていると思ったからです。


アルザス地方は、パリの東、ドイツとの国境近くに位置している地方ですが、乾燥している為、ブドウに凝縮した味わいが詰まっており、口当たりがしっかり目です。そして、リースリングというブドウ品種は、アルザスの主要な品種ですが、フランスで栽培されているのはここぐらいです。酸味はやや強めで、花の様な香りが比較的強めに香ります。

フルート型と呼ばれる細長い瓶に入っています。基本、辛口ですが、たまーに甘口もありますので、甘口か辛口か、裏ラベルに書いて無ければ、お店の方に確認してみると良いですね。

★★★ おすすめワインの一例 ★★★
アルザス リースリング ポール・ジャングランジェ


No.6 プロヴァンスのロゼ ”Provence Rose”

フランス南部にあり、地中海に面する『プロヴァンス地方』は、観光地としてもリゾート地としても名高い所です。そして、そこで造られる、美しいバラ色にほんのり色づいたプロヴァンスのロゼは上質で、人気の1本です。


観光地は概して、その地のワインは観光客によって消費されるので、あまり輸出に力が入れられない傾向があるのですが、近年の人気の高まりに伴い日本に輸入される種類も増えています。

価格は幅がありますが、2,000前後〜3,000円位のものを選ぶと良いと思います。ここのロゼは比較的色んな形の瓶に入っています。

★★★ おすすめワインの一例 ★★★
キュヴェ・マリー・クリスティーヌ プロヴァンス ロゼ シャトー・ド・ロムラード


No.7 コート・デュ・ローヌの赤ワイン “Cotes du Rhone rouge“

『コート・デュ・ローヌ地方』は、フランスのやや南東部に位置している産地です。赤、白、共に様々なタイプのワインが造られますが、まずは、スタンダードな赤ワインをおススメします。


気温も高めで、栽培条件にも恵まれている産地から造られるワインは、果実味、旨味も表にぐんと出ていて、失礼な意味合いでは無く、フランスの田舎の気さくな、のびのびとした味わいという感じです。

値段としては、1000円代半ば位で、その特徴が味わえる1本が見つかります。

★★★ おすすめワインの一例 ★★★
コート・デュ・ローヌ 赤 シャトー・ド・セグリエス


No.8 ソーテルヌの甘口ワイン “Sauternes“

自然の作用で造られる甘口ワインが世界にいくつかありますが、『貴腐ワイン』と呼ばれる特別な甘口ワインがあります。中でも、世界の3大貴腐ワインのひとつと称賛されるのが、ボルドー地方の『ソーテルヌ』の甘口ワインです。


二つの川に挟まれたソーテルヌ地区は、水温差により霧が発生するなどの特殊な環境により、貴腐菌が広がりやすい土地です。貴腐菌がブドウ果につくと水分が抜け、糖分も味わいも凝縮した干しブドウ状になって行きます。そうしたブドウから黄金色した、蜂蜜やコンポートしたフルーツを想わせる香りや味わいの甘美な甘口ワインが生みだされます。

1本の樹からグラス1杯しか造られない、と例えられるように、希少なワインなので値段は高めです。ただし、量は少なめで楽しめるので、容量375mlのハーフサイズで十分楽しめるでしょう。値段としては、ハーフサイズで2,000円〜3,000円で見つける事が出来ます。

甘さの中にも、ほのかに苦みや、甘いスパイスが香り、上質なスイーツを味わっているかのようです。是非、お試しください。

★★★ おすすめワインの一例 ★★★
プティ・ギロー


以上、8本セレクトしてみました。

フランスの多様性に溢れたワインからコンパクトに8種を選んでみました。比較的、多くの店で扱っていそうなワインを選びましたので、専門店やネットだけでなく、身近なお店で見つけられると思います。

ただただ脱力して、楽しむのもいいですし、地図を見ながら楽しむのでもいいですね。お好みのスタイルでお楽しみください。